水虫の水泡を潰すと炎症や二次感染リスクが高くなる

水虫は、子嚢菌門の皮膚糸状菌群の白癬菌が顔や足、爪などケラチンが存在する部位に寄生する事で発症する皮膚感染症であり、白癬菌は世界に40種類以上存在し、日本国内では約10種類の白癬菌が確認されています。
水虫には、足白癬や爪白癬、手白癬、しらくも、いんきんたむし、ゼニタムシなどの種類があり、特に足白癬には趾間糜爛型と小水泡型、角質増殖型があります。
小水泡型足白癬や趾間糜爛型は、土踏まずや足の趾間、足の指の付け根など比較的皮膚の柔らかい部位に赤く小さな水泡が出来、次第に水泡が小豆大の大きさになり、歩行や痒みの為に引っ掻く事で潰れてしまいます。
水泡の中の液体には、白癬菌は含まれてはいませんが、白癬菌が繁殖する事で大きくなるので、大きくなった水泡は白癬菌アレルギーを引き起こすリスクが高くなるので、潰す必要があります。
水泡が潰れた患部は、水虫に感染した事により皮膚の免疫力が低下している上に、水泡を潰す事で病原菌の入り口を作ってしまうので二次感染を引き起こし易くなります。

水虫の患部のジュクジュク感が増し浸出液の分泌量が増加した様ならば、黄色ブドウ球菌などの化膿菌が患部より侵入し、二次感染を引き起こし炎症が起きていると考えられるので、速やかに医療機関で治療を受ける必要があります。
二次感染を放置すると、足の甲から脛にかけて炎症が生じて赤く腫れ上がり、地面に足を下ろせないほど炎症が酷くなるケースがあります。
病状が進行すると、太腿の付け根のリンパ腺が炎症により熱を持ち全身に倦怠感を感じる蜂窩織炎を発症したり、足を切断する場合もあります。
治療は、内服薬や抗生剤の点滴などによる細菌感染症の対処が行われます。